柔道。目指せ全国大会!全国クラス選手の練習内容。
- はじめに
- 1、ウェイトトレーニング
- 2、補強運動
- 3、打ち込み
- 4、投げ込み
- 5、寝技の乱取り
- 6、立ち技の乱取り
- 7、補強運動
- 10、打ち込み
- 11、スポーツ少年団
- 12、最後に
- 【記事の紹介・拡散について】
はじめに
柔道で全国大会を目指している学生さんは多いと思います。
有名なところだと有吉ゼミと言う番組で、芸人ハナワさんの息子さんがいますね。
もしかしたら貴方も、貴方のお子さんも、柔道で全国大会を目指しているかもしれません。
と言うことで、今回は実際に私が現役時代に毎日放課後の部活でやっていた練習メニューを紹介します。
もし
「自分の練習量は全国目指すのにどうなんだろう?」
と悩んでいる選手がいたら、一つの参考にして下さい。
私のいた柔道部の環境等から仕方なくそのような感じになっていたと言う部分もありますので、前もってご了承下さい。
もし
「全国大会と言うか、初段に興味があります。」
と言う貴方はこちらをお読みください。
1、ウェイトトレーニング
準備運動です。
多くの高校で見られる現象ですが、部員不足は柔道部の宿命ですよね。
最初私の時は、部員私一人だけでした。
そのため、1年間は柔道着をほとんど着ないでウェイトトレーニングをただひたすらやらされました。
ウェイトトレーニングが準備運動になっているのはその名残です。
2、補強運動
準備運動です。
今までウェイトトレーニングだけで3時間~5時間、ぶっ通しでやっていたので、柔道を本格的に練習する時、準備運動の位置付けでやるウェイトトレーニングだけでは顧問的には何か物足りなかったんだと思います。
ウェイトトレーニング後に柔道着を着てから更に補強運動をさせられました。
慣れない人だと、この時点で上半身の筋肉は痛いくらいにパンパンで、ここからの本格的な練習で地獄を見ます!
3、打ち込み
20回×15~20セット
柔道の練習と言ったら、とにもかくにも打ち込みですよね。
野球で言うところの素振りやキャッチボールのようなモノです。
なお、他校との合同練習の時は筋トレを一緒にやるわけにもいかないので、打ち込みが準備運動になります。
その場合は筋トレがない分この倍以上やります。
4、投げ込み
20回×15~20セット
スプリング入りの畳だったのですが、それでもこの回数全力で投げられ続けると流石に手足が痛くなります。
痛いのが嫌だから受け身は上手くなっていき、怪我をしにくくなっていくんですけどね。
追い込み等、色々な投げ込み方法がありましたが、これは一番オーソドックスな、普通の投げ込みの回数になります。
5、寝技の乱取り
4分×15セット
立ち技の前に寝技をやるのは鉄板ですよね。
私は寝技重視選手だったので、ここが私のメインの練習でした。
私は寝技では練習でも、負けることも、逃げることも、守りに専念して待つことも許されなかったので、動きっぱなしです。
後半は顧問に呼ばれ、顧問とぶっ通しで戦うことが多かったです。
寝技だけは顧問ともそれなりにやり合えたので、お互いヒートアップしていき、インターバルなんて無視して戦い続ける感じです。
場合によっては、ヒートアップし過ぎて、本数が終わってからも収まりが付かず、他の部員がそれを見ているだけなんて時間が流れることもありました。
6、立ち技の乱取り
5分×15~20セット
私の場合立ち技は、寝技に引き込むまでに行うモノでしかありませんでした。
そのため、とにかく攻めまくることを求められました。
高い防御力を背景に、攻め続ければ相手は攻撃できませんので、負けることはありませんので。
その分だけ攻撃力は弱いので立ち技で勝てることも滅多にないんですけどね。
ちなみに、高い防御力を背景にしていないと、攻めるだけでは返し技でアッサリ負けます。
寝技と同じように顧問に呼ばれて戦い始めると、必ず過呼吸になっていました。
ここまでの練習をこなしてきた上での、全力攻め続けです。
つまり、既に体力が枯渇している状態からの、絞り出しなので過呼吸になりやすいんですね。
3回くらい過呼吸になると顧問からは解放される感じでした。
過呼吸でも練習自体は他の部員とやらされますが、顧問から解放されるだけで天国でした。
7、補強運動
腕立て伏せ 150回
ヒンズープッシュアップ(すりあげ腕立て) 150回
腹筋 150回
サーキット運動 10セット
柔道は最後に補強運動で全てを絞り出すのが鉄板ですよね。
私としては既に立ち技で全部絞り出されているのですが、この補強の時間が好きだったので、何故か体力が湧いてくるんですよね。
ナルトの少年時代、枯渇した状態から九尾クラマの力が湧いてくるイメージに似ているかもしれません。
10、打ち込み
10回×10セット
これは絶対あるわけではありません。
顧問の気分次第です。
位置付けとしては整理体操です。
そのため、これは最初に行う打ち込みと違い、ゆっくり技の形を確認しながらで大丈夫でした。
11、スポーツ少年団
部活後に地域のスポーツ少年団の大人の部の練習に参加していました。
スポーツ少年団の小学生の練習後に先生方が自分達の練習をするので、それに参加すると言うことですね。
スポ少の先生方が送り迎えをしてくれるので、部活が終わる20~21時以降でも練習できました。
親の同意と送り迎えがないと深夜に高校生はダメですからね!
私は小学生時代はスポ少も柔道もやっていなかったのですが、スポ少の先生方はたまに部活の練習指導に来てくれており、親交はありましたので。
ただし、これは試合1ヶ月前くらい限定でした。
これを常に参加となると流石にキツ過ぎますし、若いとは言え回復が間に合わず怪我をしやすくなりますので。
私は特待生でも何でもない、普通の高校生でしたので、授業も普通にありましたしね。
12、最後に
いかがでしたか?
私がやっていた練習は普通に漠然とやっているだけの一般的な部活と比べると量は多く、強度も高めだと思います。
しかし、この量でも
「この程度の練習量じゃ甘い甘い」
なんて練習量の高校も知っています。
本気で全国を狙っている高校はこのくらいは練習していると思います。
それでも結果に結びつかず大会で思うような結果を残せない選手も沢山います。
実際私も、大会では中高校合わせて5年間1度も大会では勝てませんでした。
大会で成績を残せるようになったのは選手として最後の6年目だけです。
それまでは全て初戦敗退でした。
その間も毎日このくらいの練習を全力でこなし続けていました。
練習では全国クラスの選手にも勝っていたのですが、大会になると一番小さい地区予選で初戦敗退が続いたんですね。
精神的な理由なのですが、練習量や実力に見合った結果が大会で出せなかったことに変わりありませんからね。
もし柔道で全国大会を目指しているなら、参考にしてみて下さい。
ただし、我武者羅に何も考えず練習するのではなく、自分らしい柔道を身につけ、戦略的に強くなる方法を考えて構築していくと、より強くなり得ると思います。
それはこちら!
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