髪の毛にDNAは存在しないと言う事実!
1、髪の毛にDNAは存在しない!
多くの人が勘違いしているのですが、実は髪の毛にDNAは存在しません。
つまり事件現場から鑑識官が髪の毛を摂取してもDNAは摂取出来ない可能性があるんです!
2、毛髪から犯人逮捕
しかし貴方はきっとこのように思うと思います。
「事件で警察は毛髪からDNA鑑定して犯人を捕まえるじゃん!」
と。
そうです。
それは正しいです。
しかしあれは、厳密には髪の毛からDNA鑑定を行っているわけではありません。
では、別の場所から採取しているのか?
それとも、DNAではない別の鑑定を行っているのか?
3、毛髪ではない場所から採取している
DNA鑑定をしているのは事実です。
しかし、毛髪を採取しても、鑑定は毛髪以外の場所から行っています。
毛髪を持ち帰っているのに毛髪以外の場所から鑑定している。
「何を言っているの?」
との声が聞こえてきそうですが、そうなんです。
実はDNAを採取している場所は、毛髪に付いている毛根なんです。
毛髪にはDNAが存在しませんが、毛根には存在します。
だから鑑識官は毛髪を採取するんですね。
だから途中で切れてしまっている毛髪が何万本あってもDNA鑑定は出来ません。
「理容店や美容店はDNAの宝庫!」
と勘違いしている人もいるのですが、このような理由から実はカットした髪の毛からDNAは採取出来ないんですね。
4、最後に
「この部分は試験に出ますよ!キチンと覚えておきましょう!」
ちなみにこれは、半分冗談ですが、ウソではありません!
実際に警察内部の鑑識上級検定の中の鑑識科学試験で出題されます。
警察官、特に鑑識官になりたい貴方は覚えておきましょう!
この辺りの詳細を知りたければ警察官になって、鑑識上級検定の取得を目指して下さい!
鑑識検定試験に興味がある貴方はこちらの記事をどうぞ!
このような裏事情を知ると刑事ドラマ等の見え方もちょっと変わるかもですよね!
私は見え方が変わりすぎてしまって、刑事ドラマ系は一切見なくなっていますが。
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