貴方が被害者にならないために、警察官襲撃事件を考える。
- はじめに
- 1、仙台警察官刺殺事件
- <事件の概要>
- <警察官の危機意識が低かった>
- <防刃着を常時着用する>
- 2、富山県交番襲撃事件
- <事件の概要>
- <警察官の危機意識の問題ではない>
- <強くなる>
- 3、警察官が強くなる方法
- 4、最後に
- 【記事の紹介・拡散について】
はじめに
警察官が襲われ、殺害されてしまう事件が度々発生しています。
これらの事件を見て、
「どうせ自分警察官にならないし」
「身近に警察関係者いないし」
と他人事に思っていませんか?
それは余りに危機意識が低すぎます。
警察官が襲われる事件が増えると警察に一切関係ない一般市民に被害者が増えるんですよ!
交番を襲う犯人の主な理由は警察官の装備を奪うことです。
警察官が憎いから、嫌いだから襲うと言う犯人はほぼいません。
つまり、その襲撃事件の先には一般人の被害者が確実に存在しているんです。
一番多い目的は拳銃です。
記事でも書きますが、富山県で交番が襲われた事件では実際に拳銃を盗んだ犯人がそのまま近くの小学校を襲いましたよね。
もし、拳銃だけではなく警察手帳とか手錠・手錠の鍵とかを盗まれたらどうなりますか?
命に関わる事件に発展しないにしても、別の事件被害者は増え得ますよね。
このように警察だけの問題ではないんです。
むしろ、一般市民こそ意識しなければならないことなんです。
1、仙台警察官刺殺事件
<事件の概要>
早朝の交番に
「拾得物を届けに来た」
と訪問してきた男性に対応した巡査長が刺殺された事件ですね。
この事件の前にも警察官が襲われる事件は多発しており、たび重なる交番襲撃事件を受けて、どう対策するかの検討が行われ始めているようです。
ただし、この仙台交番襲撃事件に関しては、本来死亡は防げたと思います。
<警察官の危機意識が低かった>
この仙台交番の警察官の危機意識が低かったため、被害者の警察官は亡くなってしまったと考えます。
と言うのも、私の推測ですが、恐らく状況的に刺殺された警察官は常時装備していなければならない防刃着を着用せずに対応していたと思われます。
ニュースの情報から、それは第一報の時点で分かりました。
何故そう思うのかの詳細は言えませんが、恐らくこの状況だと全国の警察官が防刃着を装備せずに、応対しがちな状況かと思います。
実際に私も死亡した警察官と同じような状況で、防刃着を装備せずに応対した経験がありますので、気持ちは理解できます。
だからこそ、本事件に関しては、亡くなることは確実に防げたと思います。
<防刃着を常時着用する>
対策は簡単です。
防刃着を常時装備すれば良いだけです。
基本通りに勤務していれば常時装備しています。
※ 上記画像は防刃着のプレート材です。
ただし、警察官は勤務中で24時間1秒も脱がないわけではありません。
この事件はその短い、脱いでいる隙間を狙われたわけですね。
この事件は
【刺された】
と言われています。
つまり、死に至らしめる部位で刺すとなると胴体だと思います。
警察の防刃着は胴体は全部保護していますから、キチンと防刃着を装備していれば刺されて死亡することはまずありませんからね。
頭を刺されたのであれば、そんな特異な部位ならそのように報道されるでしょうし、腕・脚を【刺す】は難しいですし、死亡可能性は低い部位ですからね。
2、富山県交番襲撃事件
<事件の概要>
交番の裏口からの訪問者に応対したら、その来訪者は襲撃犯で、警察官はその場で襲われナイフで殺傷。
拳銃を奪われた事件です。
交番の構造にもよりますが、特殊じゃなければ交番には裏口があります。
パトカーや他交番の同僚とか、捜査中の刑事とか、出前とかは裏口から入ってきます。
そのため、裏口から入ってこようとする人がいるのは特に変なことではありません。
<警察官の危機意識の問題ではない>
この事件に関しては仙台交番刺殺事件と違い、警察官の危機意識の高さだけでは防げなかったと思います。
刺殺されていますが、仙台の事件と違い、被害にあった警察官は防刃着を装備していました。
何故防刃着を装備しているのに刺殺されたのか?
理由は簡単です。
相手が素人じゃないからです。
仙台警察官襲撃事件は相手は素人ですので、装備だけでどうとでもなります。
しかし、富山県交番襲撃事件の犯人は元自衛官です。
元自衛官なら警察の装備の穴も知っていても不思議ではありません。
装備の欠点を知っているだけではなく、その部分を狙うだけの戦闘能力も持ち合わせているでしょうからね。
<強くなる>
そのため、富山交番襲撃事件の対策を考えるなら警察官が強くなることが一番だと思います。
そうすれば仙台交番の事件も、万が一防刃着を着用していなくても殺害されずに済んだと思います。
現時点で検討されている防犯対策は防犯カメラの設置です。
しかし、防犯カメラ設置なんて県によってはとっくに全部の交番に配置されています。
しかし防犯カメラに【防犯能力】はありません。
実際に防犯カメラ設置交番も襲われています。
防犯カメラは事件発生後に犯人を追跡するために優秀なだけで、事件を防ぐための対策ではありません。
その詳細についてはこちら!
3、警察官が強くなる方法
警察武術である逮捕術の訓練をすることです。
逮捕術には対刃戦闘技術も存在しますので、その部分を疎かにしないことです。
何万、何十万回も繰り返し、自然に体が動くくらいにすべきです。
術科指導員はそのくらいやる人もいますが、それ以外の平警察官はやらないんですよね。
自分の命が掛かっているのに。
今回の事件を受けての逮捕術訓練風景をテレビで見ましたが、あれは無駄ですね。
あんなのただのお遊びで、気持ちが微塵も入っていません。
ついでに腰も入っていませんでしたね。
本気の逮捕術なら、声による威嚇だけで犯人は刃物を落としたり、筋硬直を引き起こしますから、本気かどうかは一目でわかります。
最初からサスマタを使った訓練しかしていない時点でダメです。
あれでは学校の先生の防犯訓練です。
間違っても逮捕術を使いこなす警察の訓練ではありません。
どうも警察は防犯等への意識が低いんですよね。
と、警察に限らず”日本人は”ですね。
警察官が強くなるための逮捕術についてはこちらを参照下さい!
4、最後に
警察は防犯を学んでいません。
つまり防犯に関してはド素人です。
現場経験が多いだけで、防ぎ方を知らないんですね。
警察学校に防犯の授業はありませんから。
キチンと警察も防犯を学んだ方が良いと思います。
ハード面対策は防犯対策。
ソフト面対策は逮捕術をキチンと訓練する。
まずはこの2つだと思います。
拳銃奪取をしにくくする等の装備対策は一部の専門機関でやってもらって、現場単位での対策もキチンとやるべきです。
「警察庁やお偉さん達が何かやってくれるっしょ!」
で現場の警察官が何もしなければ何も変わりません。
また同様の事件は何度も発生し、亡くなる警察官が増えるだけだと思います。
【記事の紹介・拡散について】
友人やネットの掲示板等に記事を紹介してくれる方がいらっしゃるようです。
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