【警察官をクビになった話】に対する疑問点
- 1、警察官をクビになった話
- 2、人は憎しみで事実や記憶を捻じ曲げる
- 3、疑問:何故呼び出して退職を迫ったのか?
- 4、疑問:呼び出しで警察学校中の話題?
- 5、疑問:突然殴りかかる行為をする必要がない
- 6、疑問:ロッカーのこじ開け行為
- 7、疑問:持病
- 8、疑問:食事が出来ない
- 9、疑問:何故外出禁止令だけコッソリと?
- 10、疑問:退職を眺める教官と同期?
- 11、疑問:こんなあからさまなことをするのか?
- 12、有り得ないとは言わない
- 13、最後に
- 【記事の紹介・拡散について】
1、警察官をクビになった話
これは私のことではありません。
ハルオサンと言う方の書いた漫画記事のタイトルです。
警察学校での酷い扱いについて書いている感じの漫画です。
私も全国の警察学校を知っているわけではなく、むしろ詳細まで知っているのは1県だけですが、私が知っている県警の警察学校ではどうしてもここに書かれている内容は信じ切れません。
2、人は憎しみで事実や記憶を捻じ曲げる
恨みがあると人は事実を捻じ曲げます。
「もっと同情して欲しい。心配して欲しい」
とか
「もっとあの組織を悪者にしてやる!覚悟しろ」
的な感情
「私だけなんでこんな仕打ちを受けないといけないんだ」
等が必ずどこかにはあります。
そのような感情は必ず、どこかで事実を歪めます。
それは本人の記憶すら変えます。
最初は違うと認識していても、そのうちそれが嘘・誇張・思い込みだってことすら忘れてしまうんですね。
そのため、必ずしもこれが全て事実とは限らないと思います。
私が知っている警察学校と、この心理現象との2つの理由から、少し疑問を呈したいと思います。
3、疑問:何故呼び出して退職を迫ったのか?
警察学校では挨拶的に、皆の前で引きづり倒して
「お前みたいなやつは今すぐ辞めちまえ」
と教官達は言ってきます。
それに対して
「お願いします。辞めません。やれます。」
なんてやり取りは毎日、警察学校内のどこでも行われている日常風景です。
それが日常で当たり前な環境なのに、何故漫画の教官達は一々呼び出したのでしょうか?
4、疑問:呼び出しで警察学校中の話題?
警察学校は結構規模が大きいです。
違う期の生徒の動きなんてハッキリ言って知りません。
校内アナウンスで呼び出されるのが普通ですが、それですら他の期の生徒の呼び出しなんて一々聞いていません。
それによって退職させられた人がいたとしても、知り得ません。
そもそも退職者なんて毎日のように出るので、珍しくないですからね。
そのため、生徒の呼び出しで警察学校中の噂なんかになりません。
この部分からも、筆者はかなり自己に閉じこもり、思い込みから自分を追い込んでいる心理状態にあったと推測できます。
つまり、事実とは違う、ねじ曲がった部分がある可能性が高いと言うことです。
5、疑問:突然殴りかかる行為をする必要がない
警察学校では授業で殴り合いがあります。
本当に気に食わない奴がいたら、その授業で叩きのめせます。
わざわざ犯罪に手を染める必要は有りません。
そのため本当に殴る行為があったのか疑問です。
常時1000人近い警察学校生がいる規模の県警でも、そのような暴力事件は一度も聞いたことがありません。
なお、授業での殴り合いとは警察武術である逮捕術の授業のことです。
6、疑問:ロッカーのこじ開け行為
これが一番疑問です。
警察学校は持ち込める物にはかなり制限があります。
鍵の掛かっているロッカーを何でこじ開けたんでしょうか?
更に、ロッカーはその人の物ではないので、破壊すれば税金で修理です。
それは流石に万が一教官主導でやっている行為だったとしても、警察学校だけの問題では済まない大問題になります。
更に部屋に帰ると日誌が取られていた・・・
日記って本人の手元にあるのは本当に短い時間です。
部屋に帰るタイミングや談話室を使えるタイミングでロッカーに仕舞っておくようなタイミングは、私が知っている県警では存在しません。
この辺りは記憶が歪められている可能性を感じます。
7、疑問:持病
この部分は完全に思いこみだと思います。
そんな昔の経緯部分まで知り得ません。
更に、そもそも警察は病理的な知識は皆無です。
病名を知っていたとしても、レアないわゆる奇病なんてモノの症状等を知りません。
筆者が18歳のときだと、今みたいに何でもかんでも直ぐネットで調べられるような時代でもないでしょうし。
何度も言いますが、このように思い込み部分が多く、強くなるとその分だけ記憶は事実からかけ離れ、歪んでいきます。
8、疑問:食事が出来ない
食事時間は確か20時までかと思います。
それまでに、食事と入浴、課外訓練をしないといけませんから、応接室への呼び出しは課外訓練の時間と推測されます。
すると説得は概ね約2~3時間続いていたと言うことですね。
この計算だと課外訓練に参加していないので、厳しい訓練かどうかはともかく、お腹は空くと思います。
それなら購買で食べ物を買うのが普通です。
と言いますか、むしろ、警察学校では食べない事の方が怒られます。
食堂の職員さんは警察職員じゃないから、
「食事を残すような失礼なことをするな!」
と言う意味でです。
もしも本当に筆者の言うような教官連中がいて、そのようなことを連日していたなら、食事をしないことも利用すると思います。
つまり、本当に理不尽にこの人を貶めたいなら、自分達で呼び出して食事を摂れないようにしておきながら、
「お前は食堂の食事も食べないで無駄にしている!食堂の人達は警察関係者じゃないんだから、失礼にもほどがあるだろう!ふざけるな!」
として、素行を著しく落とすくらいの利用は出来ると思うんですよね。
何故それはしないんでしょうね?
教官達は食事を残す生徒を怒る目線は常に持っていますので、まさか追い込んでおきながら忘れているなんてことは有り得ないと思いますし。
更に20時を超えると自習時間となり、トイレ等以外の理由で廊下に出るのも許されません。
何故クラスの総代が風呂前にいるのでしょうか?
その総代が呼び出されて怒られます。
万が一教官達に指示されて見過ごされているなら、尚更、何故食事をしなかったことを怒らないのか疑問です。
筆者に食事や入浴をさせないような根回しをするような連中なら、絶対にこの部分は利用するはずですからね。
9、疑問:何故外出禁止令だけコッソリと?
通常連帯責任での外出禁止令はクラス全体の前で言い渡します。
ここまで意地悪な教官がいたとしたら、それを裏でコッソリではなく、皆がいる前で命令するはずです。
その方が追い込めますからね。
筆者本人は同期から問い詰められて初めて知ったと言うことは、そうしていませんよね?
何故その教官達はそうしなかったのでしょうか?
どうも教官連中に抜けが多いのか、筆者は主観的に被害妄想が出てきてしまい、事実認識を歪めてしまっている部分があるのかと感じてしまいます。
10、疑問:退職を眺める教官と同期?
この筆者が退職する際、その状況を教官や同期が眺めていたとのことですが、警察学校は、退職者にはもっと冷たいです。
眺めるなんてことはしません。
あまりにも淡白で、後日談的に
「え?○○退職したの?」
って感じが普通です。
誰の見送りもないのが普通です。
授業中に出て行くことがほとんどですしね。
授業中なのに数十人の関係者が出て来ていたと言うことは、かなり大規模な県警です。
そうなると序盤の疑問も更に
「本当か?」
と疑問を強くさせます。
小規模と大規模とでは、やはり生徒個人個人との関わりの濃密度には差がありますからね。
「これだけ一人の生徒に濃密に退職を迫ることができる暇な県警が大規模警察なの?」
と疑問に思ってしまいます。
11、疑問:こんなあからさまなことをするのか?
警察学校は治安上の理由もあり、各所に防犯カメラが複数台設置されています。
もちろん、どこにどのくらい設置されていると言うことは言いませんが、沢山とだけ言っておきます。
そんな環境でこんなに傷も残るような、あきらかな暴力事件を日常的に起こすでしょうか?
序盤にも言ったように、どうしても暴力を振るいたいなら授業でシゴキと言う名目で行える環境です。
何故そんな子供でも思い付くような方法を選択せずに、防犯カメラの前で明らかな暴力事件による退職の迫りなのでしょうか?
これはかなり疑問です。
12、有り得ないとは言わない
この漫画に対して
「本当か?被害妄想・主観等による記憶を歪めてしまっていませんか?」
と感じる大きな部分だけをピックアップしました。
そのため、決して
「こんなレベルの仕打ちは有り得ない!」
と言っているわけではありません。
私も警察を退職する際には住居や財産、車両等を強制的に処分されるような犯罪&風評拡散をされていますしね。
もちろん警察発表的な形でされているので、10年以上経った今でも悪影響はまだあります。
ネットからそれを消そうとするために業者に依頼して約100万円使っています。
それでも完全には消しきれませんからね。
だからそのレベルの仕打ちの有無は否定しません。
しかし、虚偽や拡張かもしれない誹謗中傷の類は黙認出来ません。
私的には、警察組織への個人的な恨みと、警察組織への云われのないことでの批判は別問題ですので。
だから本件の漫画の内容について疑問をピックアップしました。
13、最後に
当時は私も無知だったので、何も行動していませんが、本件のハルオサンのような事案や、私が受けたような事案の場合、法的に動けます。
そのため、警察学校のような何かしら閉鎖された環境の中で、ハルオサンのような扱いを受けた場合は、まずは法律家に相談することで対策が取れます。
ハルオサンの漫画で外出禁止令が出てから半年等の期間的な情報から推測すると、入校初月から追い込まれていたと言う計算になります。
万が一、そのような場合、外部との連絡手段はかなり限られますが、皆無ではありません。
手紙か公衆電話があります。
それによって親等に弁護士の依頼をしましょう。
実家の住所や電話番号くらいは暗記していますよね。
当然違法な公権力による被害なので国家賠償訴訟による賠償請求も行え得ます。
司法の場に持って行けば、行政である警察組織の権限だけでは隠しきれません。
一人で抱え込むととても辛いですので、是非司法の場に持って行って下さい。
そうすれば今後の再出発で、金銭的にも少しは足しになりますからね。
なお、警察学校を卒業してからの警察のパワハラ・イジメに興味がある人はこちらをどうぞ。
【記事の紹介・拡散について】
友人やネットの掲示板等に記事を紹介してくれる方がいらっしゃるようです。
本記事は無断でも紹介可な記事です。
読者登録をしていただくと更新記事等が読みやすいと思いますので、是非ご検討下さい。
これからも宜しくお願いします。