元警察本部警察官が教えます!

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警察官にとって最上級の皮肉・侮辱の言葉。

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1、「警察官らしい警察官」

 警察官にとって最上級の皮肉・侮辱の言葉とは

「警察官らしい警察官」

と言う言葉です。

 

 この言葉を最も言われたくないと思っている警察官が多くいます。

 

 その理由を説明していきます。

 

 

 

2、世間が思う警察官らしい警察官

 世間の人が思う

【警察官らしい警察官】

とはどんな警察官でしょうか?

 

◎、市民一人一人に親切

◎、TPAをわきまえつつも、丁寧・笑顔で応対する

◎、細かい決まりより、人情、人間味を重視する

◎、検挙やノルマなんて気にしないで、市民のために尽力する。

◎、悪者には屈せず、戦闘力も強い

◎、正しいと思ったことのためなら、階級や上司に屈指ない

等々。

 

 人によって理想像は違うと思いますが、概ねこのような感じではないでしょうか?

 

 この意味で使われる

【警察官らしい警察官】

と言う言葉は最大の褒め言葉です。

 

 実際に私は現職時代には、このような警察官の実現を出来る限り実行していたつもりです。

 

 しかし、そのような警察官像を追い求めているとこうなります。 

www.policefuta.work

 

 

 

3、警察官にとっての【警察官らしい警察官】

 世間の思う【警察官らしい警察官】は理想像とも言えますので、褒め言葉だと私は思います。

 

 しかし、警察官が警察官に対して言う

「警察官らしい警察官」

これは最大の皮肉・侮辱の言葉で、そのような意図を持って発する言葉です。

 

 では警察官にとっての【警察官らしい警察官】とはどんな存在でしょうか。

◎、市民は基本的に検挙対象

◎、職質で検挙のためなら、横柄な態度も有り

◎、ノルマ至上主義

◎、特権意識を持って、常に強気。

◎、階級至上主義

◎、上記の性格なのに戦闘能力は低い

等々。

 

 これらのように、世間やかつての自分達が思っていた【警察官らしい警察官】とは大きくかけ離れています。

 

 そんな今の姿を皮肉る目的で発する言葉が

「警察官らしい警察官」

なので、最大の皮肉・侮辱なんです。

 

 他にも

「悪い意味で警察に染まったな」

と言う言葉も最大の皮肉です。

 

 

 

4、最後に

 もちろん、そのような事情を知っている者から、明らかな皮肉として発しないと侮辱にはなりません。

 

 そのため、この記事を読んだ警察のアンチ派の市民が警察官に対していきなり

「この警察官らしい警察官!」

と言っても褒め言葉として受け取られ得ます。

 

 

 もし、警察官に皮肉・侮辱として発するなら、明らかに横柄な態度を取られた時に

「貴方はいつから、そんな悪い意味での【警察官らしい警察官】になっちゃったんですか?」

のように淡々と冷静な口調で言うと、言われた警察官は思うところがあるかもしれません。

 

 

 

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