貴方が警察学校を耐え抜くコツ!
- 1、警察学校が不安
- 2、教官は優しい
- 3、元教官と現場、警察署で一緒になると?
- 4、他人よりも努力をする
- 5、着校日の注意点
- <ネクタイ>
- <制服貸与>
- ◎ 帯革(たいかく)
- ◎ 帯革止め
- ◎ 合制服(あいせいふく)
- ◎ 活動服
- 6、最後に
- 【記事の紹介・拡散について】
1、警察学校が不安
警察官採用試験に合格し嬉しいのも束の間、警察学校は厳しい場所だと聞いているため、とても不安な気持ちになっていませんか?
恐らく中には不安で心臓が飛び出しそうな人もいると思います。
私もそうでした。
そこで、本記事では貴方が今から直面する厳しい警察学校と言う環境で、貴方が挫折しないようにするためのコツを紹介します。
是非このことを思い出して耐え抜いて下さい。
なお、警察学校での訓練内容や勉強内容等に興味がある場合はこちらをどうぞ。
2、教官は優しい
警察学校で教官は神です。
神様が言うことは絶対で、白色を教官が黒色と言えば、それは黒色です。
口答えなんてもっての外です。
しかも理不尽に直ぐ怒鳴ってきます。
訓練も厳しいし、着校して2~3日目にシゴキのような一日教練訓練も行われますので、貴方は挫折しそうになるかもしれません。
そんな時にはここに書く
「教官は優しい」
を思い出して下さい。
「理不尽に怒鳴ってくるのに、優しいの?」
と思うかもしれません。
しかし、実は教官は警察学校の教官として、厳しい人を演じているだけなんです。
本当に厳しい人もいますが、9割の教官は演じています。
そのため怒鳴り慣れていない教官は
「あの教官怒り方変じゃない?」
とか
「怒り方がキチガイ」
なんて生徒の中で噂になります。
それは、怒鳴ることに慣れていないから変になっているだけで、そのような変な教官ほど、本当は一切怒らない人で、素は優しかったりします。
3、元教官と現場、警察署で一緒になると?
教官も現職の警察官です。
異動でたまたま警察学校にいるだけなので、今後の異動で必ず警察署に出ます。
つまり、教官と交番で一緒に仕事をすることも普通に有り得ます。
その時にその教官の本当の人間性を知ることになります。
私も警察本部時代に、警察学校で教わった教官と一緒になりました。
私が警察本部員、教官が警察署員として現場で会ったことも有ります。
そして私が知る限り、ほとんどの教官(警部補)達は現場では巡査に対しても敬語で丁寧に、部下・同僚・仲間として会話をしてくれます。
警察学校で
「こんな怒鳴られる環境無理!」
と思った時には、このことを思い出してみて下さい。
相手を理解することで、余裕が出来るものです。
4、他人よりも努力をする
先程のコツは精神面でしたが、今度は体力、勉強面のコツです。
周囲の同期達も厳しい環境で必死に努力し、喰らい付いています。
彼らの多くは
「限られた時間の中で、全力で努力し、何とか喰らい付いている」
と勘違いしています。
恐らく貴方もそう感じる時が来ると思います。
しかし、それは違います。
その状態になった時、貴方は全力で努力はしていません。
「【自分なりに】全力で努力している」
だけです。
恐らく貴方は外出・外泊の許可が下りるようになったら、休日は外出・外泊に多く時間を費やすと思います。
その時間分だけ全力ではないんです。
確かに休日ですので、好きなような過ごして良い権利は持っていますし、実際教官達も別に怒りませんし、注意もしません。
他の生徒のほとんどもそのように過ごします。
そのため別に私もダメとは言いません。
しかし、あくまでも【ほとんどの生徒は】です。
つまり、残りの少数の生徒は違うと言うことです。
私もその少数側でしたが、少数の生徒は休日の外出も早々に、警察学校で自習的な走り込みや苦手な部分を鍛えて過ごします。
決められたカリキュラムは全員が決められた時間の中だけで、全力で取り組んでいます。
しかし、その程度の努力では日々の訓練がキツくて当たり前です。
最初から、決められたカリキュラムをこなすだけでは、キツく感じるレベルの訓練内容に設定されているんですから。
少しでも体力的、勉強的に
「キツイ」
と感じ、それを軽減したいなら、休日返上で自主的な訓練をする習慣を付けて下さい。
警察学校のキツさが大きく変わります。
そのくらいの努力をしている生徒・仲間がいるということを忘れないで下さい。
そして、その程度の努力もしないで
「自分は全力で努力している」
なんて思わないで下さい。
休日に外出時間を多くとったり、外泊している時点で遅れを取っていると思って下さい。
5、着校日の注意点
<ネクタイ>
着校日は受付時点から怒鳴り声が飛び交います。
貴方は警察学校の門を入った時点で警察官としての扱いを受けます。
何か少しでもダラシナイ部分があると受付の列から引きずり出され、怒鳴られます。
一番多いのがネクタイの締め方が悪いことです。
ネクタイの締め方を知らない人は今すぐネットで調べて、練習して下さい。
制服でもネクタイは必須ですので、
「ネクタイなんて締め方分からない」
では通用しません。
そして、ネクタイは出来るだけキッチリと、苦しいくらいにキチンと締めましょう。
ネクタイの輪っかと締めた部分の間にワイシャツが少しでも見えたら怒鳴られます。
<制服貸与>
部屋に荷物を置いて次に制服等の貸与品を貰います。
一気に沢山もらい、教官が一個一個読みあげ、あるか、ないかの確認を行います。
そこで
「○○って何だ?」
と少しでももたつくと
「お前!○○はあるのか聞いてんだよ!お前のせいで全体が遅れるんだから早く答えろ!」
と怒鳴られます。
そこで、もたつきやすい、普通は知らないであろうことをお教えします。
◎ 帯革(たいかく)
見た目は太い革のベルトです。
警察官の拳銃等の装備は重いので、普通のベルトに装着するとベルトが壊れます。
そこで、ベルトの上に、頑丈なベルトをもう一個装備します。
それが帯革(たいかく)と言うモノです。
私は
「タイカクって何だ?」
と、もたつきました。
◎ 帯革止め
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帯革(たいかく)を知らないのですから、当然帯革の付属品も知りません。
帯革(たいかく)はベルトの上に巻き、そこに重い装備を装着するので、ベルトと帯革が独立していると帯革だけ落ちてきます。
そこで、ベルトと帯革を固定するための付属品が帯革止めです。
上記写真のような物で、3個貰えます。
◎ 合制服(あいせいふく)
普通に生活していると衣替えは夏服と冬服かと思います。
しかし、警察官の制服には春秋服があります。
それを合服(あいふく)と言います。
やはり私は
「アイフクって何だ?」
となりました。
夏服は青いシャツ長袖と半袖、薄手のズボン、薄手の靴下、薄手の帽子です。
冬服は厚手の上衣、厚手の白いシャツ、厚手のズボン、厚手の靴下、厚手の帽子です。
合服は薄手の上衣、薄手の白いシャツ、普通のズボン、普通の帽子です。
靴下は合専用はなかったかと思います。
◎ 活動服
警察官の制服と似ている物に活動服があります。
この写真は制服で、活動服ではありません。
活動服はフリー素材が見つからないのでスミマセンが自身で調べてみて下さい。
普通に街中で見掛ける警察官は全員活動服です。
上記制服は式典用の礼服なので、普段現場では着ません。
(警察学校内では制服を常時着ます)
見分け方は下の裾の部分の違いです。
活動服は写真と違い、ゴムで閉まってる感じになっています。
6、最後に
貴方だけではなく、警察学校入校前は皆不安です。
生徒同士は全員貴方の味方です。
私は、教官になった知人もいますし、私自身本部に居る時に臨時講師として警察学校で授業をした経験もあります。
ハッキリ言って、警察学校に異動が決まった新任の教官も不安で一杯です。
その不安は貴方だけではありません。
生徒だけではなく、教官も不安でドキドキです。
警察学校の入校前の段階とは、言い換えると
今から同じ不安を持った者同士で集まる場
です。
そんな貴方に私からはこれだけです。
「今の貴方が、自身に対して自信を持っているなら貴方を見せつけて来て下さい。自信がないなら努力で周囲を圧倒して下さい。全ては貴方次第です。」
そして最後に、
「連絡を取りたい人の電話番号を書いたメモは持ちましたか?」
それがとても重要な理由は
に書いていますので、そちらも是非参考にして下さい。
頑張って立派な警察官になって下さい。
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